リアル

2005年3月2日 読書
私はリアルを読んだ時、井上雄彦さんを心のそこから尊敬した。
なんていい作品を作るんだろう。
井上雄彦は天才だ。

リアルは名台詞にさっぶいドラマがかったところはないし、人物の感情表現の素晴らしいこと!!
社会問題をこんなにも面白く人々の心に素直に訴えかける作品は今までなかったんじゃないかな。
最高傑作だ!スラムダンクだけじゃなかった。
そして、私は読み終わったあと、ようやく気付いたんです。
この人はは漫画というバーチャルな世界をリアリティを持って描けるということに。
この漫画のテーマは車椅子バスケなんかじゃない。
タイトルのとおりだったのだ。
3人の若者の現実を描いてるんだ。
それぞれに挫折し、人を傷つけ、もがきながら生きてるってことをただ描いてるんだ。
敢えて車椅子の登場人物を出しながら、彼らのリアルを客観的に、けれど感動的に描いてるところにこの漫画の素晴らしさがあると思う。

井上雄彦は死ぬまで名作を書きつづけることが出来ると思う。

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

最新のコメント

この日記について

日記内を検索