12月7日の日記

2005年12月7日
車椅子の学生とすれ違うおうとしたら同じ方向に動いてしまった。

あ、邪魔になってはいけない。

そう思い、早歩きで彼女の前を通り過ぎた。
少し頭を下げながら。

すると、彼女は
「すみません」と私に謝ったのだ。

彼女のはっきりとした声は私をどきりとさせた。

私は黙って彼女の前を通り過ぎたのに。
彼女のことを見ないで。

大学で車椅子の人を見るのは初めてだった。
正直、動揺してしていたのだ。

じろじろ見るのは失礼だ。
普通の学生と同じ態度でいよう
そんなことを思っていたから
余計判断が遅くなった。

凛としたあの声は
黙ってそそくさと前を通り過ぎた自分とは対照的であった。

自分が小さい人間に思えた。

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