7月16日の日記

2007年7月10日
小学校の頃、一度だけ男の子を泣かせたことがある。
給食の時間、些細な口けんかだったけれどよく覚えている。

いわゆるお金持ちの勉強の出来る男の子だった。
でも、泣き虫で気が弱くて、よくいじめられてた。

口げんかのきっかけも、彼の気弱な台詞に私がいらっときた。
そんな感じだった。

私はクラス委員になっちゃうような優等生だった。
それなりに男女問わず人気があった。

だけど、あたしは自分と波長の合わない人が許せなかった。潔癖症みたいに。

たぶん、相手を否定することで、自分の意見を確かなものにしたかったんだと思う。

その子を泣かせたのも、結局はそんな理由からだ。
徹底的に気に入らない相手をやり込めたたかっただけ。

タイプは違えど、お互いコンプレックスの塊だった。

大学生のとき、その子を見かけた。

茶髪で服装もイマドキでばっちり決めて、彼女を連れてた。

一方私はバイト帰りでひどい格好だった。
洗い古したジーパンとエリがくたってなったTシャツで、
メイクも6割は落ちてた。

声はかけなかったけど、もしもう一度、彼と出会ったらあの時のことを謝ろうと思う。
たぶんあの頃より、仲良くやれるんじゃないだろうか。

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