親族一同

2011年10月18日 日常

お葬式にて、親族一同の重みをかみ締める。

私たちは、離れたところに済んでいるから、お互いのことも良く知らない。

自主的に形成していきた人間関係ではない。
所属するコミュニティも異なるから、何か共通点があるわけでもない。

ただ、血縁関係という絶対的な結びつきが、私たちをつなぎとめている。

命は受け継がれていくのだ。

一人の人間から、子供へ、孫へ、ひ孫へとつながっていく。


この連鎖は、人間の誕生から、今日まで繰り返され、今にいたること。

そしてまた、未来へと受け継がれていくこと。

言いようのないこの神秘さはどう表現したらよいのだろう。

そして、それは誰かに与えられた特別な権限でもなく、

誰しもが持ちうる生命のサイクル。

命を授かり、育てていくことは、なんて素晴らしいことなのだろう。

同じ目的を持つわけでもなく、何か利害関係が一致するわけでもなく、

ただ、ただ、命のつながりで結ばれているこの神々しさ、偉大さを前にすると、

会社や学校という組織のなんて、なんて小さなものなのだろう。

全く歯が立たない。次元が違う。

親族一同。なんて重みのある言葉。





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